技術情報コラムColumn

子ども達のキーボード入力について

技術解説
今回はICT機器での文字入力についてお話したいと思います。   学校現場にタブレット端末が導入された事で、調べ物学習や発表資料の作成などで活用される場面が増えてきました。必然的に文字入力を行う場面も増えていきます。   文字入力を行う際、フリック入力・手書き入力・キーボード入力などタブレット端末により異なりますが、複数の入力方式があります。   近年、タブレット端末やスマートフォンが登場したことで自宅にパソコンが無い家庭が増えたせいか、キーボード入力を行う機会が少ないようです。
ICT支援員として授業支援を行っていると、子ども達の文字入力はフリック入力を使用している場面が多いように見受けられます。   実際に子ども達がキーボード入力を行うとどれぐらいの速度で文字入力ができるのでしょうか? 文部科学省は平成25年10月~平成26年1月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に情報活用能力調査を行いました。その中で、キーボード入力の能力について測定する問題が出題された結果、1分間で、小学校5年生は平均5.9文字、中学校2年生は平均17.4文字という入力速度でした。   小学生だと10秒に1文字、中学生だと4秒に1文字です。   ※下記表参照
最近では音声で文字入力を行えるシステムも開発されていますが、技術的に日常でストレスなく使用できる状況になるのは、まだ時間を要すると見られています。そのため、キーボード入力が必要な状況は、この先しばらく続くと考えられます。   発表資料の作成に文字入力で時間を掛けていては、学習効果も薄くなる可能性があります。
最後に
文字入力など基本操作の習得は重要ですが、学校毎の教育方針などもあります。また、基本的な入力操作にのみ多くの時間を割くことが難しいという現実もあると思います。 当社のICT支援員は、先生方と打合せを行い、効率的な支援を行っていけるよう提案や協力をしております。
出典・参考サイト) ・文部科学省 情報活用能力調査結果第4章 4-5 文字入力  http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/03/24/1356189_04_1.pdf
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