技術情報コラムColumn
ゲーミングPCについて
一般的なパソコンや業務用のパソコンの多くはメールやインターネット、ExcelやWordなどで使用する事が多いのではないかと思いますが、近年ではゲームや配信などをメインで使う為のパソコンとして、『ゲーミングPC』があります。
一般的なパソコンでもゲームが出来るものも多くありますが、反応が遅い、プレイ中に固まってしまう、などゲームを堪能するには適してないことがあります。
ゲームを楽しむために特化し、ゲームに適したパーツで構成されたパソコンが『ゲーミングPC』と呼ばれています。
昔と比べて、最近のゲームはグラフィックスによる映像がキレイになっています。
その映像をキレイに見るために性能の高いパーツを使うことが、ゲーム用のパソコンとなります。
そのゲーミングPCを使う中で重要とされるパーツが三種類あります。
もちろん利用予定のゲームによって細かい違いはありますが、主に「グラフィックボード」「CPU」「メモリ」が重要です。
「グラフィックボード」
パソコンの映像や画像をモニターに表示する機能を持っています。
一般的なパソコンにも欠かせないパーツですが、グラフィックボードが一般的な物だと3Dグラフィックのゲームを楽しもうとしても、画面がカクついたり、操作が遅延したりと不安定になり、十分にゲームが楽しめない場合が生じます。
この為、ゲーミングPCの場合は、マザーボードの機能とは独立したパーツとしてグラフィックボードを搭載する場合が多いみたいですね
「CPU」
パソコンの「脳」にあたるパーツで、グラフィックボードが担当する映像や画像以外の処理を行います。
CPUの性能によって処理速度が変わってくるため、ゲーミングPCにはある程度高い処理能力がないと、ゲームの中での動きに影響が出てしまいます。
「メモリ」
CPUとともに、パソコンの処理全般に影響する重要な役割を持っています。
メモリはデータの保管場所であるSSDやハードディスクなどからデータを取り出し、CPUが処理したデータを一時的に記憶する機能となります。
パソコン内で作業しやすく、はかどりやすくするため、高い負荷のかかるゲームを想定しているゲーミングPCでは、メモリ容量の高いものが使われていることが多いです。
今回はゲーミングPCを元に、上記の3つを紹介させて頂きました。
ワタクシも実際に、レビュー画面や静止画では非常にキレイで流麗なエフェクトの表現されたゲームをプレイした際、画面がコマ送り気味にカクつき、スピーディーなアクションを行うキャラの動きがスローモーションになって残念に思った経験がありますが、思い切ってグラフィックボード、CPU、メモリのスペックが高いゲーミングPCを導入したところ、素晴らしい世界観のなかで、コントローラの操作に後れを発生させることなくキャラがキレイなエフェクトとともに表現される動きを見て、ゲームのデザイナーが表現したかったのはこういうテーマなのだと深く感動した経験があります。
こういった一例から、用途に合わせたパソコンもある事を知ってもらえたかと思います。
是非、要求スペックの高いゲームのプレイを行う際はご一考くださいませ