IT運用・情シス技術ノート

ランダムMACアドレスについて

最近のノートPCやスマートフォンに搭載されている機能で、「ランダムなハードウェアアドレス」という機能があります。

(無線用のデバイスが該当機能に対応している場合にWindows10やAndroid、iOS等で設定が表示されます)

上の図はWindows10PCの設定画面です。

この機能をオンにすることで、実際の物とは異なるハードウェアアドレスを使用できるようになります。

 

該当機能オフでipconfigコマンドを使用し、ハードウェアアドレス(物理アドレス)を表示した結果

インターネット上にある、MACアドレスからベンダー情報を検索するサイト等で検索すると

WiFiアダプタのベンダー名は「Intel」と表示されます。

 

該当機能オンでipconfigコマンドを使用し、ハードウェアアドレス(物理アドレス)を表示した結果

上記の様に同じWiFiアダプタですが、全く異なるハードウェアアドレス(物理アドレス)となっています。

インターネット上にある、MACアドレスからベンダー情報を検索するサイト等で検索すると

WiFiアダプタのベンダー名は「該当なし」と表示されます(Windows10でのみ確認しています)。

 

機能の説明にもあるように、不特定多数のフリーWiFiへ接続する場合等、セキュリティ的には便利な機能ですが、社内のネットワークで特定のMACアドレスのみ接続許可するといった設定をしている場合、この機能をONにしていると接続できないといった問題が発生します。

 

該当機能について制御したい場合、上記の設定画面で設定することが一番簡単ではありますが、台数が多い場合は対応が困難かと思います。

該当機能によって変更されるレジストリキー等が分かれば、色々と対処の方法があると考え、調べてみることとしました。

 

単純な方法ですが、該当機能がオフの場合のレジストリ設定と、該当機能をオンにした場合のレジストリをそれぞれエクスポートし比較してみました。

赤くマークされている行が該当機能の変更箇所と思われる場所でした。

 

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WlanSvc\Interfaces]配下にネットワークアダプタ毎に設定があり、使用しているWiFiアダプタのサブツリー内に「RandomMacState」という項目がありました。

値はバイナリデータで

オフの場合:hex:00,00,00,00

オンの場合:hex:01,00,00,00

となっていました。

 

Interfaces配下には複数のツリーがある為注意が必要ですが、この値を操作することで制御が行えそうです。

実際にレジストリエディタ上で(※お勧めしません 検証用PCにて自己責任で実施しています)値を修正してみましたが、GUI上の設定に変化はありませんでした。

レジストリの値だけではなく、PCのサービス一覧から「WLAN AutoConfig」サービスを再起動したところGUI上の設定に変化がありました。

 

これらの情報を基に、後日グループポリシーでの一括設定について検証を実施したいと考えています。

 

 

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