IT運用・情シス技術ノート

UDデジタル教科書体について

Windows10 Fall Creators Update から「UDデジタル教科書体」が提供されています。
「UD」とは「ユニバーサルデザイン」の略ですが、改めて「ユニバーサルデザイン」について確認してみます。

ユニバーサルデザイン(UD)は、年齢、性別、障がいの有無、人種等にかかわらず、多様な人々にとって使いやすい製品、サービスや環境をデザインするという考え方です。その考え方は、誰もが暮らしやすい「街づくり」や、製品やサービスの視点だけでなく「心のバリアフリー」にも広がっています。サステナブル(持続可能)な社会では、多様な人々が、公平に利益を享受することが重要です。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」においても、格差や不平等の解決が求められています。サステナブルな社会づくりに向けて、「街づくりのユニバーサルデザイン」や「心のバリアフリー」がますます重要になっています。
~ 引用元:NEC ( https://jpn.nec.com/design/ud/ )~

2年後に開幕を控えた東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会でも、「世界に誇れる水準でユニバーサルデザイン化された公共施設・交通インフラを整備するとともに、心のバリアフリーを推進することにより、共生社会を実現する必要がある」と謳っています。
このように、多くの人に公平に製品を提供出来るよう、様々な製品にユニバーサルデザインが取り入られるようになり始めています。

「UDデジタル教科書体」はWindowsに標準搭載された初めてのユニバーサルデザインフォントです。
よく比較として挙げられるのが、濁点・半濁点の文字(ば・ぱ)や点対称の文字(6・9)ですが、それ以外の文字についてもはっきりと視認できるような工夫がされており、ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障がい)の方でもこれまでのフォントに比べれば、判別がしやすくなっているとされています。

2018年5月25日に改正学校教育法が成立したため、2019年4月1日からは、デジタル教科書も正式な教科書として位置づけられるようになりました。
Windows版のデジタル教科書でUDデジタル教科書体が使用されるかは不明ですが、デジタル教科書の導入趣旨にも「障害等により教科書を使用して学習することが困難な児童生徒の学習上の支援」と含まれているため、様々な子どもが視認しやすいフォントが使用されることを期待しています。

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