IT運用・情シス技術ノート

社内PCのWindows10(1803)からWindows10(1903)へのバージョンアップについて

2019年5月にWindows10 May 2019 Update(バージョン1903)がリリースされました。 Windows10が登場してから数年が経過し、社内でもActiveDirectoryを利用し、Windows10を管理・運用されている環境も多いのではないでしょうか。 社内での導入が多いWindows10 Professionalエディションで、バージョン1803を使用されている場合は2019年11月12日以降、更新プログラムの提供が行われなくなる(サービス終了)為、バージョン1809以降にバージョンアップを実施する必要があります。 参考URL:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet 管理者として社内Windows10PCのバージョンアップを検討する場合、リリースされてからある程度期間が経過し、色々問題が解決されたバージョンへ移行したいところですが、バージョン1809のサービス終了日も2020年5月12日と、それほど長くは無い為バージョン1803の移行先としてはバージョン1903がターゲットとなるかと思います。 Windows10のバージョンアップは毎月実施されるWindowsUpdateでのセキュリティ更新とは異なり、内部の仕様変更等もある為、起動しなくなった等の問題が発生する事が多く、問題を起こさずバージョンアップを完了させるためには事前に調査・検証の期間が必要となります。 事前調査のポイントとしては、 1.使用しているPCの機種がWindows10(1903)に対応しているか 2.使用しているソフトウェアがWindows10(1903)に対応しているか 3.社内でActiveDirectoryを導入している場合、Windows10(1903)で追加される設定項目の管理が行えるか 1については社内で使用しているPCメーカーのサポートサイトを参照し、Windows10(1903)対応可否や不具合情報について情報収集を行います。古いPCでメーカーのサポートサイトにもWindows10(1903)対応可否が記載されないような場合は新規購入の検討も必要となる為、早めの確認が必要となるでしょう。 2についてはPCにプリインストールされているソフトウェアの場合はPCメーカーのサポートサイトでWindows10(1903)対応可否が確認できますが、社内で資産管理ソフトウェアやウイルスチェックソフトを使用して統合管理している場合は、それらのソフトウェアのサポートサイトでWindows10(1903)対応可否や対応時期(数か月要するケースもあります)を確認します。対応まで数か月を要するような場合は、各ユーザーへバージョンアップを実施しないように通達したり、ユーザー側でバージョンアップが行えないような準備が必要となるでしょう。 3について、Windows10のバージョンアップに伴い新機能が搭載されます。それらの新機能について使用・未使用の制御など管理者側で管理可能なのかどうかを確認しておく必要があります。 ActiveDirectory環境でグループポリシーを使用している場合、Microsoftが提供している「グループポリシー管理用テンプレート」を使用する事で、追加機能に関する設定をグループポリシーで行うことが可能です。 参考URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3087759/how-to-create-and-manage-the-central-store-for-group-policy-administra ※原稿執筆時は6月中旬ですが、未だWindows10(1903)の管理用テンプレートはリリースされていない様です。 既にWindows10(1803)用のグループポリシー管理用テンプレートを使用している場合、他のバージョン用のグループポリシー管理用テンプレートとの共存が困難な為、適用方法や影響なども別途調査が必要となりますが、 そちらについてはリリース後にまた改めて記載したいと思います。

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