IT運用・情シス技術ノート
帰宅難民訓練
通勤に公共交通機関をご利用されている方が多いと思います。 大規模な災害、特に自然災害が発生した場合、電車・バスなどの公共交通機関は故障・障害の発生や、安全確保のため、運行を停止してしまうと、自宅への帰還が困難になります。 2011年3月11日の東日本大震災により帰宅困難者は首都圏で合計515万人にのぼりました。 発災時、大阪駅前の高層ビルにいた私も帰宅するまでに大変な思いをしたことを記憶しています。 今回のコラムを担当している私は、実は防災士でもあります。 そんなこともあり、今では年に2回、防災の日の9月1日近辺(夏季)と阪神淡路大震災及び東日本大震災の1~3月(冬季)に勤務先から自宅まで、徒歩で帰宅するという 「ひとり帰宅難民訓練」を実施しています。 今年も先日、当社の関西支社がある堺筋本町から自宅まで、13kmを歩いて帰りました。 大阪は「水の都」。帰宅するまでに淀川をはじめ、多くの橋を渡ります。 大阪湾からも近いため、津波で浸水し、にっちもさっちもいかない、なんてことも十分考えられます。
【引用元】 https://mainichi.jp/articles/20180306/k00/00m/040/163000c 初挑戦は京都市内に勤務していた時です。Google Mapによれば自宅まで徒歩で約30km、時間にして6時間程度で着くとのこと。電車であれば1時間弱の行程です。 8月のとある金曜日、スマホは使えない設定で、夕方17時出発しました。 初めての『帰宅難民訓練』で気が付いたことは多々ありました。 ・想定ルートに大きな化学工場があった(おかげで大きく迂回を余儀なくされました) ・公衆電話がない。あっても10円がいる。(災害伝言ダイヤル171にかけられない) ・夜道は本当に暗い(特に土手沿いや高架下の道路は恐怖すら覚えます) ・地名は通じない(エリア外になると、地名が通じません) ・高速道路は目印にならない(ジャンクションや並走する高速のせいで迷いました) ・人情は暖かい(道を尋ねたとき、皆さん励ましてくれました) 等々 用意していた地図通りには全く歩けず、結局翌日午前3時、股関節と足首の痛みに泣きそうなりながら約9時間の行軍の末、ようやく自宅に辿り着いたのでした。 『平時でこれなのに、災害時はどうなってしまうんだろう』などと改めて災害時の行動のありようを考えた次第です。 皆さんも一度会社からご自宅まで歩いてみませんか。 帰る道のりの状況、自分の体力などがわかっていれば、いざという時の様々な選択肢が生まれ、判断ができます。 備えあれば憂いなし。一刻も早く家族のもとに。
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