コールセンター運営・CS改善ガイド
顔認証の困りごと
今年も4月を向かえ、年度も新しく「2019年度」が始まりました。 元旦に新年を迎えても3月まではまだ昨年(2018年)度であり、これで、官公庁も企業も学校も新たなスタートを切ることになります。 新入生、新入社員の加入、新年度予算の始まり、そして、この時期に転職、転勤された方々が迎える新しい職場環境など、すべてが新しく始まるといっても過言ではありません。 しかも、今年の4月は「平成」最後の月であり、1日には新しい元号も発表されました。 今上天皇が昨年に退位を表明されて以来、今月末、とうとうその日がやって来るのです。 その意味でもこれまでとは違い、この「平成31年」の4月を特別な感慨を持って過ごしている方々がきっとおられるのではないかと思います。 実は私も、そのうちの一人です。 さて、新入社員の方々が仕事を始めるに当たり、いまどき、パソコンを業務で使用しないところはないかと思われることから、最初に与えられるのは自分用のID、パスワードではないかと思います。 業務用PCへサインインするには、サインイン画面でIDとパスワードをキーボード入力するのが基本ですが、この作業を「顔認証」(もちろん事前登録が必要)で行うシステムを導入している法人が昨今増えてきているようです。 ただ、特別な場合を除いて、私どものコールセンターはエンドユーザー様向けの窓口であることから、システムとPCを一括して納入されている法人から、この件でお問い合わせを受けることはほとんどありません。 エンドユーザー様から顔認証でご質問を頂くことがあるとすれば、「Windows Hello」に関してとなりましょうか。 当コールセンターコラムでは、「Windows Hello」の指紋認証、顔認証を含む「生体認証」について過去にご紹介をしております(2016年5月24日、「Windows Helloのご紹介」)。 もし、この記事を参考にされ、生体認証を設定された奇特な読者の方がおられたとすれば、私どもにとっては、まことにありがたいことです。 その上で今回は、顔認証に的を絞って、登録完了後、顔認証でWindowsのサインインやデバイスのロック(スリープからの復帰等)が解除できない場合の対処策について述べたいと思います。 ◇Windows Helloで顔認証ができない場合の対処策(一般例) ・カメラに視線を向けているか (液晶画面を見つめていないか) 液晶画面上部、縁の真ん中に内蔵カメラが装備されているノートPCをご利用のお客様が顔認証をする際になさる可能性が高いのがこれです。 顔認証時にはカメラへ視線を向けなければならないのですが、その際、画面に表示されている壁紙をついつい眺めてしまい、Windows Helloが目を認識できず、サインインに失敗することがあります。 顔認証をする際は、仕様(カメラの位置)を確認の上、カメラへ視線を向けてください。 ・(カメラへ視線が向いていても)視線が泳いでいないか。 視線について申し上げても、「いや、私はちゃんとカメラを見ている。」とのご意見を頂くお客様もおられることでしょう。 その場合は、カメラへ向けているその「視線」が、泳いでいないかをお確かめください。 人は、まぶたを開き、(まばたきをせずに)一点を見つめるのは、それが短時間であっても難しいものですし、特に、自分の顔が認証されるのに時間がかかる場合、つい画面の様子を見てしまうなど、視線が泳ぐことがあります。 顔認証をする際は、無理をなさることはありませんが、可能な限り、視線が泳がないよう、カメラへの視線を一点に絞ってみてください。 ・照明が明るすぎる、または、暗すぎる。 まるで、電源が入らない →コンセントは挿さっていますか、のような意味合いのことを申し上げているのは百も承知しておりますが、実際に、照明は顔認証を大きく左右します。 それは、顔認証の登録の際も同じです。 顔認証設定時、証明が明るすぎる、または暗すぎる状態で登録した場合、適切な照明の下で顔認証を行っても、正しく認識されないことがございます。 その逆もしかりで、適切な照明の下で顔認証の登録を行っても、顔認証しようとする際の照明が明るすぎる、または暗すぎると、正しく顔認証されないことがございます。 ※適切な照明の下で登録している →顔認証しようとしている現在の照明が適切か。 ※適切な照明の下で顔認証をしている →適切な照明の下で顔認証の登録をしたか。 まずは上記の2点について再度、ご確認ください。 申し上げた項目のすべてがクリアされているにも拘らず、顔認証がうまくいかない場合には、生体認証の登録のやり直しが必要となります。 (ただし、適切な照明の下で顔認証登録をしていないと気づかれた場合、他の項目に問題がなくとも、登録のやり直しが必要。) 「なんだよ、やっぱりそうなるのか。」とのお客様からのお叱りの声が聞こえてきそうで恐縮至極なのですが、残る改善策となりますと、それしかございません。 ◇Windows Hello 生体認証の再登録方法 ・Windowsの設定 →アカウント →サインインオプションを開く。 ・「PIN」欄の下にある「削除」ボタンをクリックし、PINの登録を削除する。 ・PCを再起動し、再度、PINの登録を行ったあと、Windows Helloのセットアップへ進み、生体認証の登録を行う。 顔認証の再登録をする際は、照明にはお気遣いくださいますようお願い申し上げます。 また、Windows Helloには眼鏡をかけたまま顔認証を登録した場合などに備え、「認識精度を高める」機能もございますことから、その際にはご利用ください。 (方法は、サインインオプション →Windows Hello欄にある「認識精度を高める」ボタンをクリック、あとはほとんど、顔認証の登録の作業の流れに同じ。) 来月も、当コールセンターコラムをよろしくお願い申し上げます。
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