IT運用・情シス技術ノート

パソコンの「モダンスタンバイ」機能について

パソコンをスリープした後、しばらく経っても本体が熱くなっていたり、バッテリーが異常に消費されていた経験はありませんか?

それは「モダンスタンバイ」という機能が影響している可能性があります。

 

■モダンスタンバイとは

スリープ中でも通信を維持し、アプリの更新やバックグラウンド再生、通信アプリの通知受信などを可能にする機能です。

便利な一方で、バッテリー消費や発熱の原因になることがあります。

 

■モダンスタンバイの確認方法

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください:

powercfg /a

「スタンバイ(S0 低電力アイドル)ネットワーク接続」と表示された場合、モダンスタンバイが有効です。

 

■無効化について

モダンスタンバイを無効にしたい場合は、パソコンメーカーにお問い合わせください。

機種によっては無効にできない場合もあります。その際は、スリープではなくシャットダウンを選択することで、バッテリー消費を抑えることができます。

 

■補足情報:電源状態の違い(ACPI規格)

モダンスタンバイは、厳密には「スリープ」ではなく「低電力アイドル状態(S0)」に該当します。以下はACPI(Advanced Configuration and Power Interface)による電源状態の分類です:

 

S0:通常の稼働状態(モダンスタンバイ含む)

S1:CPUがクロックオフ。通電したまま動作を一時停止

S2:CPUへの給電停止。スタンバイとスリープの中間

S3:メモリ以外の給電停止。一般的なスリープ状態

S4:メモリ内容をHDDに保存し、完全に電源断(休止状態)

S5:OSをシャットダウンし、完全に電源断

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