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無線LANについて

技術解説

無線LANとは、LANケーブルがなくてもインターネットに接続できるシステムのことです。

 

無線LANによる通信は、今やあらゆるところで利用されています。

 

私自身も、プライベートでは喫茶店や飲食店等で利用することがあります。

又、自宅内で、テザリングという機能により、スマートフォンをアクセスポイントとして、PCでインターネットを利用することもあります。

私が学生時代のときには考えられなかったことが実現できており、はじめは大変驚きました。

 

無線LANというシステム自体は1990年代から存在していたようですが、当初はなかなか普及しなかったようです。有線LANと比較し、速度も遅く、また、不安定で、通信の状態が悪く切断されることもあったのが原因だったのでしょう。

今日では、通信技術も向上し、それに伴って速度、安定性が増して、企業、学校などで無線LANはなくてはならない存在となっています。

 

よく周りで、Wi-Fi(ワイファイ)使える?接続できる?といった会話を耳にすることがあります。

Wi-Fiと無線LANは同じような意味で捉えられることが多いようですが、Wi-FiとはWi-Fi Allaianceという団体に認証された無線LANの認定規格の一つで、無線LANという大きなくくりのなかにWi-Fiが存在します。

 

最近のニュースで他人の電波を悪用した事例などを目にする機会が増えています。こういった悪用を避けるためには、暗号化及びセキュリティの設定を強固にしておくなど、私たち自身が日頃から気を付けなければならないと強く感じます。

 

無線LANの暗号化の種類など規定されているものはここでは特に記述しませんが、そのような技術的な部分も誰もが一度理解しておく必要があるでしょう。

 

最近では、無線LANの新たな規格として、「IEEE802.11ax」もやってきたようです。

日々めまぐるしく通信の技術も進化することにより、一般の家庭のみならず、多くの企業や学校の教育現場なども様変わりしていくだろうと思います。