技術情報コラムColumn
Internet Explorerのサポート終了について
2022年6月15日に1995年の公開以来、27年間利用されてきたWindows標準のブラウザソフトのInternet ExplorerのMicrosoftサポートが終了しました。
また、来年2023年1月10日にWindows8.1のMicrosoftサポートも終了します。
サポートが終了するからと言って使えなくなるわけではないので、「このまま使えばいいや。サポートなんかいらないし、新しくするにもどうしたらいいかわからないし、Internet Explorerは慣れてるから」などの理由でそのまま利用を続けていこうと思っている方も多いのではないでしょうか?
ただ、継続しての利用は様々なリスクがあるためおすすめできません。
具体的なリスクとしては
・Microsoftから不具合の修正のプログラムが配信されないので、不具合が見つかっても修正されない
・セキュリティの情報が更新されないので、ウイルスやフィッシング詐欺に対してのリスクが高まる
こういった事が考えられます。
ウイルス対策ソフトを使っているから大丈夫、と思われるかもしれませんが、MicrosoftからのWindows Updateの更新でセキュリティ情報が更新されるため、ウイルス対策ソフトだけでは対策しきれない場合が出てきます。
また、閲覧するサイトによってはサポートが終了したブラウザでの利用自体を制限するケースもあり、この場合はそのサイト自体を閲覧する事ができなくなるという事もあります。
では、具体的にどうするのが良いかと言えば、パソコンそのものを買い替えていただくのが一番良いかと思います。
OSやブラウザだけを変更する事も可能ですが、それなりの知識が必要になりますし、利用しているパソコンの機械が変わるわけではないので別のトラブルが発生する可能性もあります。
また、パソコンの性能自体も向上しているので、今まで利用していたPCと同じくらいの性能のPCもかなりお安くなっている場合もあります。
サポートが終了するパソコンも長期間利用して経年劣化等も出てきていると思われます。サポート終了を良い機会と捉え、パソコンの買い替えを検討していただくのも一つではないでしょうか?
ただ、今まで利用していたプリンタ等の周辺機器やソフトウェアが新しいPCでは対応していなかったり、そもそもそのソフトウェア自体がなくなっている場合もあるので、事前の注意は必要になります。
しっかりと自分の用途に合わせて下調べをした上で、販売店で買い替えの相談をするのがオススメです。