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ご存知でしょうか?電話リレーサービス料

コールセンターコラム

何気なく毎月支払っている電話料金の中に「電話リレーサービス料」が含まれているのはご存知でしょうか。

最近では通勤時の電車の広告で「電話リレーサービス料」のCMが流れているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

■改めて電話リレーサービスとは

聴覚や発話に困難のある人ときこえる人を、通話オペレータが手話または文字や音声を通訳し、電話で双方向を繋ぐサービスです。

例えば、緊急通報、レストランや病院などの予約、宅急便の再配達依頼など様々なシーンで活用ができます。

 

■導入された背景

昨今電話でのやりとりなど音声による意思疎通、コミュニケーションなどは、基幹的な手段として用いられています。

しかしながら、聴覚や発話に困難のある人は、電話や音声を利用したやりとりやコミュニケーションが困難で、日常生活や社会生活を送るうえで支障が生じている状況があります。

そのような背景を踏まえて、2020年6月に「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」(令和2年法律第53号)が制定され、2020年12月1日に施行されました。

 

■電話リレーサービス料の料金

電話リレーサービスの提供に必要な費用を、固定電話や携帯電話を提供している、電話提供事業者が電話番号数に応じて負担します。

そのため、私たちが支払っている「電話リレーサービス料」は、電話提供事業者を通して電話リレーサービス支援機関に納付される仕組みとなっています。

「電話リレーサービス料」の負担額は1年に1回、料金の見直しが行われ、対象年度や月によって金額が変動することがあります。

【2023度の場合】

2023年4月~2024年1月は1.1円/2024年2月~2024年3月は0円となっております。

 

このように「電話リレーサービス料」は公共インフラとして整備され、サービスとして提供されています。

気になる方は、調べてみてはいかがでしょうか。