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教育現場のICT環境について

コールセンターコラム

以前のコラムにて教育現場で使用されているICT機器について説明いたしましたが、今回はその中で「書画カメラ」について紹介したいと思います。

 

■書画カメラとは?

書画カメラ、実物投影機、オーバーヘッドカメラ(それを略したOHC)などと呼ばれている機器で、1990年代頃までよく利用されていたオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)に替わる機器として使われています。

OHPのように手元の紙ベースの資料を撮影しプロジェクタ等で出力することはもちろんですが、立体模型を投影するといったOHPでは再現できないことも可能です。

 

■書画カメラの種類

大きな形態としては3種類あります。

・デスクトップ型

・ポータブル型

・天井取り付け型

 

上記のうち①②の2種類がよく使用されています。

 

■教育現場での使用例

全教室にデスクトップ型の書画カメラを設置し、教室に設置されている固定式の電子黒板に投影するといった形態や、可動式のプロジェクタとポータブル型の書画カメラを、ICT機器が未設置の特別教室で使用するなどがあります。

 

また、リアルタイムで資料を投影するだけではなく、映したものを一時停止する、書画カメラ本体にSDカードをセットすることで、SDカード内に映した画像データを保存し後から表示する、といった操作も可能です。

 

■最後に

PCやその他のICT機器が普及するにつれて、書画カメラという機器は衰退していくのかとも思いましたが、教育現場では今も盛んに使用されています。

使いたいときに、さっと電源を入れ素早く資料を提示することが可能であり、直感的に使用できる機器であるのが大きなメリットなのかと思います。