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フリーダイヤルについて

技術解説

0120-**や、0800-**で始まる番号を見ると、皆さまは『フリーダイヤル』という言葉が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。

これら通信業界では正しくは『着信課金番号サービス』と呼びます。

冒頭のフリーダイヤルという言葉は、NTTコミュニケーションズ社の登録商標となっています。

 

『着信課金番号サービス』には、フリーダイヤル、フリーアクセスなど、似通った言葉の中に明確な違いがあります。

今回は代表的なものにふれていきたいと思います。

 

◆『着信課金番号サービス』の種類について

・フリーアクセス・・・”同一県内の電話”に対して、受け側が通話料金を負担するサービス

・フリーダイヤル・・・”全国どこから掛かってきても”受け側が通話料金を負担するサービス


◆『着信課金番号サービス』の中でも、発行する会社によってサービス名称が異なり、それぞれの強みがあります

・フリーダイヤル:

 言わずと知れた、NTTコミュニケーションズ社のサービス名で、「着信課金番号サービスといえばフリーダイヤル」と言うほど知名度が高い。

・フリーコール:

 KDDI株式会社のサービス名で、「フリーコールS」と「フリーコールDX」というそれぞれ機能と費用が異なる2種類プランがあり、必要に応じて選択できるのが強み。

・フリーコールスーパー:

 ソフトバンク社のサービス名で、料金が全国一律だったり、覚えやすい番号を設定できたりとオプションがあり、サポートデスクが24時間/365日で対応してくれるのが強み。

・フリーボイス:

 楽天コミュニケーションズ社のサービス名で、フリーダイヤルと同等なのに、基本料、通話料のどちらも安いことが最大の強み。

 NTTのフリーダイヤルから乗りかえるお客様も増えているそうです。

 

今回、コールセンター界隈で知る人ぞ知るフリーダイヤルについての情報を取り上げてみましたが、関係者の皆さまはご存じだったでしょうか。

身近なものにも興味・関心をもち、疑問をもって見方を変えて調べてみることで知識の広がりや発見があるなと感じました。