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diskpartコマンドでディスクデータの完全消去

技術解説

WindowsOS標準コマンドの「diskpart」でHDDやSSDのデータを消去できます。

 

◆手順

1.「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。

2.「diskpart」と入力しEnterキーを押します。DiskPartが起動します。

3.「list disk」と入力しEnterキーを押します。PCに接続されているディスクの一覧が表示されます。

4.「select disk 数字」と入力しEnterキーを押して消去したいディスクを選択します。(「数字」はlist diskで表示されたディスクの番号です)

  ※誤って別のディスクを消去しないようディスク番号間違いに注意しましょう

5.「clean all」と入力しEnterキーを押して消去を開始します。

  ※開始する止められませんので誤って別のディスクを消去しないよう注意してください。

  ※消去時間はディスク容量によって変わります。それなりに時間がかかります。

ディスクの全セクタが「0」で上書きされ、一般のファイル復元ソフト等では元のデータ読み取ることができなくなります。

より完璧を期したい場合は、専用のデータ消去ソフトやディスクの物理破壊などをご検討ください。

消去後は「exit」と入力しEnterキーを押すと「diskpart」を終了します。


◆システムドライブの消去

上記手順ではWindowsシステムドライブが含まれるディスクは消去はできませんが、Windowsのインストールメディアがあれば消去可能です。

市販のインストールメディアや、Microsoftのサイトからインストールメディア作成ツールをダウンロードして作成したUSBメモリなどから起動して、セットアップの画面を表示させます。

そこで「shift」キー+「F10」キーを押すとコマンドプロンプトの画面が表示されます。

あとは上記の手順でシステムドライブのディスクを選択して消去します。