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Bluetooth接続キーボードとマウスで詰みそうになった話

技術解説

旅行や写真撮影が趣味で、デジタルカメラで撮影した写真の整理や現像処理のために長期間旅行する時に以前はモバイルノートPCを持ち歩いていました。

モバイルノートPCと言っても約1.3kg程度で、あまり軽いものではなかったので、手のひらサイズの超小型デスクトップPCとモバイルディスプレイにBluetooth接続のキーボードとマウスを組み合わせる事で約1kg程度まで軽量化出来ました。

 

いざ、初めて旅行に持ち出して使い始めたらディスプレイとキーボードの位置関係が固定されているノートPCよりも設置の自由度が高く、快適に利用できると思っていた矢先に、誤操作でうっかりBluetoothをオフにしてしまいました。

 

当然ながらBluetooth接続のキーボードとマウスは一切反応しません。

 

こうなると超小型デスクトップPCはただの箱です。再びBluetoothをオンするにはUSB接続のマウスかキーボードが必要ですが、あいにくと持ち合わていません。
しかも運悪く場所は2泊3日かかる船の中で、どこかで購入する事も出来ないためこれは詰んだ・・・と思いました。

 

移動中のネット閲覧用として片手で持てる8インチタブレットPCも持ち歩いていたので、画面が小さく処理能力も低いですが、旅行中は我慢してこれを使うしかないと思ってしばらく使っていましたが、ふと思いついてタブレットPCから超小型デスクトップPCにモバイルルーター経由でリモートデスクトップ接続をして、リモート画面上から超小型デスクトップPCのBluetoothをオンにする事ができました。

 

ノートPCやタブレットPCはキーボードやポインティングデバイスを内蔵しているので単体でBluetoothをオンに出来ますが、デスクトップPCでBluetoothキーボードやマウスを使う場合は、うっかりBluetoothをオフにした場合の代替手段を予め用意しておくことをお勧めします。