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カスタムAppについて

技術解説

カスタムAppは非公開業務用アプリの配布方法であり、従来のInHouseアプリとは違いAppStoreにアプリを登録します。

AppStoreには公開領域と企業(組織ID)毎の非公開領域があり、一般のユーザーから見えているのは公開領域です。

カスタムAppはAppStoreの非公開領域に登録されるため、AppStoreアプリからは取得できません。

 

カスタムAppのメリットとしては、InHouseアプリのような1年毎のプロビジョニングプロファイルの更新や3年毎のデベロッパ証明書の更新が不要であること、必要な契約がADEP(Apple Developer Enterprise Program)ではなくADP(Apple Developer Program)で良いため、InHouseアプリよりも年間維持費が割安となること、Appleのレビューによる品質管理で安定したアプリ利用ができることなどが挙げられます。

ADEPの新規契約が実質できなくなったこともあり、従来のInHouseアプリにかわるアプリ配布方法として、今後はカスタムAppが主流になっていくと思われます。