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ユニバーサルサービス料について

技術解説

携帯電話で毎月請求されるユニバーサルサービス料はご存じでしょうか。

こちらの料金は変動制になっており、2022年1月より2.2円となっております。

少額の金額のため、あまりに気にされない方もいらっしゃるかもしれません。

そもそものユニバーサルサービス料についての内容は下記となります。

まずユニバーサルサービスとは国民生活に不可欠な通信サービスである「加入電話」「公衆電話」「緊急通報」のことをいいます。

こちらのサービスは、NTT東日本とNTT西日本が法令に基づき、全国で提供されております。

サービス提供はNTT東日本とNTT西日本にて確保されてきましたが、2つの事業者だけでは、サービス提供を維持することが困難になりはじめました。

そのためサービス提供の確保に必要なコストの一部を、NTT東日本とNTT西日本以外の事業者も負担するように「ユニバーサルサービス制度」が2006年度から稼動することになりました。

ユニバーサルサービス制度の流れとしては、ユニバーサルサービス提供事業者(NTT東日本と西日本)はユニバーサルサービス支援機関に資料を届け出て、総務大臣に申請をおこなっております。

申請が認可されると各電話会社に負担金の通知がされ、携帯電話番号1電話番号につき利用者に数円のご負担をお願いし、負担金はユニバーサル支援機関を経由してユニバーサルサービス提供事業者へ支払われます。

少額の金額となりますが、こちらの料金が支払われることで国民生活に不可欠な通信サービスが利用できるようになっております。