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ゲーミングPCの普及率について

技術解説

パソコンの普及率は2021年の78.5%から本年度は78.9%と増加傾向にあります。

その中でも特にゲーミングPCを購入される方が周りでも増えているように感じます。

 

その理由として日本国内の「e-Sports」の流行が1つの理由だと考えられると思います。

今、世界では、PCゲームをe-Sportsというスポーツのひとつとして楽しむ文化が誕生しています。

日本ではあまり行われておりませんが、海外では賞金付きの大会が頻繫に開催されていて中には優勝の賞金が1億円を超える大会もあったりするようです。

 

日本人のプロゲーマー選手が海外の大会で活躍するのも良く見かけるようになりました。

このe-Sportsに欠かせないのがこのゲーミングPCです。

 

昨今のオンラインのゲームは少しのラグ等がゲームの勝敗に関わる為、高性能のグラフィックボードやGPUを搭載したゲーミングPCの需要が高まってきていると言えますね。

 

ただ日本では今のところPCゲームが他国に比べて普及率が少ないようでゲーミングPC市場が急激に伸びているわけではないみたいです。

 

その背景として任天堂やSONYなどが提供する非常に優秀なコンシューマーゲーム機(PlayStationやswitch)がある為、コンシューマーゲーム機の普及率の高さが影響していると考えられます。

また日本ではスマートフォンなどでのソーシャルゲームの流行も他国に比べてPCゲームの普及率が伸びにくい要因かもしれないですね。

 

ゲーミングPCの普及率増加の為に各メーカーも試行錯誤しており、コンシューマーゲーム機で人気のゲームタイトルをPCゲームとして遊べるようにして、コンシューマーゲーム機から高性能なゲーミングPCでゲームをされる方が徐々に増えてきているようです。

 

ゲーミングPCが高性能なグラフィックボードなどを搭載している為、通常のPCに比べてかなり高額なこともゲーミングPCの普及率の増加に関係しているかと思われます。

人気ゲームタイトルをコンシューマーゲーム機とPC用の同時にリリースしたり、日本でも世間にe-Sportsの概要が徐々に広がっていっているので、今後の日本でのゲーミングPCの普及率に期待したいと思います。