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SPILLと関数について
技術解説
みなさんOfficeは何を利用されていますか。
2016でしょうか、2019でしょうか。
私はOffice365を利用しています。
実はO365には、便利な関数や機能があるんです。
まずはExcel 2019で登場した【SPILL】と呼ばれる機能を説明したいと思います。
SPILLは私が利用していて便利だなと思った機能です。
SPILL(スピル)とは、ひとつの数式(関数含む)から、複数の結果をまとめて取得できる機能です。
例えば、=XLOOKUP(A1,B1:B10,C1:F10)の数式を利用すると、A1を検索値として、B列から一致データを探し、一致した行のC列からF列に入っているデータをすべて返してくれます。
今まで1列しか返せなかったのに、複数列をまとめて返すことができるので非常に楽なんです。
Microsoft 365、Excel 2019で利用できますので、機会があれば是非利用してみてください。
併せてExcel 2021で、このスピルを活用した関数として以下が追加されています。
FILTER ⇒ 定義した条件に基づいて、データ範囲のフィルターを処理する
SORT ⇒ 指定した範囲または配列内容の並べ替えをする
SORTBY ⇒ 指定した範囲または配列内容を、対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替えをする
UNIQUE ⇒ 指定したセルの一覧または範囲内の一意(ユニーク)の値の一覧を返す
SEQUENCE ⇒ 1.2.3.4など、配列内の連続した数値の一覧を生成する
RANDARRAY ⇒ ランダムな数値の配列を作成する
O365でももちろん使えますので、興味のある方は是非こちらも利用してみてください。