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第12世代Intel Coreプロセッサ(Alder Lake)について

技術解説

 2021年11月に第12世代Intel Coreプロセッサ(Alder Lake)の発売が開始されました。

こちらを記載している現在が、2022年4月ですが今後ノートパソコンへの採用も増えていくと思います。

 

 今回、第12世代となっていますが、この「世代」の数字はCPUの性能を判断する大きな目安となります。

例えば、同じCore i7でも世代が異なれば性能は大きく異なります。

Windows 11へのアップグレードでIntel Coreの世代が第8世代以降か否かで一喜一憂された方も多いのではないでしょうか。

 

 パソコン向けのCPUのメーカーといえば、IntelとAMDですが、王者と言えるIntelに対し、挑戦者であるAMDがRyzenというCPUを武器に近年シェアを拡大してきました。

しかし、この第12世代Intel Coreプロセッサで改めて、IntelのCPUの性能がAMDの第4世代Ryzenに対し上回ると言われています。

 

 前世代と比べて何が変わるのか、以下に箇条書きします。

 ・Pコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)の2種類のコアを組み合わせている。(上位モデルが対象)

 ・CPU内部の配線の細かさが14nm⇒10nmに微細化(6年ぶり)

 ・CPU内部のキャッシュメモリの増量

 ・マザーボードとの接続端子となるCPUソケットがLGA1700に変更。(従来のLGA1200と互換性無し)

 ・新規格(DDR5メモリやPCI Express5.0)に対応

 

 今回は特に大きな変更であるようです。パソコンの購入時にはCPUの世代も意識してはいかがでしょうか。