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あなたのUSBメモリは大丈夫?

技術解説

データの保存にUSBメモリを使用している方も多いと思いますが、使用を誤ると大切なデータが損失してしまうかもしれません。

今回はUSBメモリについて考えたいと思います。

 

USBメモリとは:

フラッシュメモリという半導体を内蔵した小型の記憶装置です。

簡単にデータ類を持ち運ぶ事ができ、端末類間のデータ移動等にもよく用いられます。

 

特徴:

面倒な設定など行うことなく、パソコン等のUSBポートに接続するだけでデータの保存や交換、移動やコピー等することができ、HDDや光媒体(CDやDVD等)よりも高速に行えます。

何度も書き換えも行えます。

半導体なので衝撃や紫外線に強い特徴があります。

容量の少ないものは安価で購入出来るため、コスト的にも優れます。

 

使わなくても消える?:

書き込む回数と保持する期間に上限がある為、頻繁に使用していると故障率が高くなります。

通常は数万回のアクセスに耐えうる構造になっていますが、HDDや光媒体と比べるとデータ欠損率が高く長期の保存には向きません。

また半導体であるが故、静電気や液体に弱いです。

 

ファイルを保存したまま長時間放置しておくと、使用していないにも関わらずデータが損失してしまうことがあります。

例えるならバッテリが自然放電するのと同じようにいつの間にかファイルが消滅する事があります。

 

保存する環境によって数年で中身が消えてしまうこともあります。

よって大切なデータを長期にわたって保存するには適さないかもしれません。

 

使い勝手の良いUSBメモリですが、デメリットがあることを理解したうえで使用することをお勧めします。

 

私が思う一番のデメリットは持ち運びが簡単でコンパクトである為、気軽に持ちだせます。

よって紛失の確立も上がります。

そうなると思わぬところでデータの紛失や情報漏洩などが起こります。

USBメモリの取り扱いには十分注意するよう心掛けてください。