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≪事例2≫新しいOSへアップグレードする前に・・・

コールセンターコラム
 新しいOS 「Windows 10」がまもなくリリースされます。
 Windows7 SP1 / Windows8.1 Update / Windows Phone 8.1を利用している方に対しては公開日から1年間無償アップグレードを提供するということも発表されており、今回の目玉の一つともいえます。
 対象OSを利用している場合、Windows 10へのアップグレードの予約を促すメッセージが通知領域からポップアップしたりするなど、マイクロソフト社がOS公開前からWindows 10へのアップグレード誘導に力を入れていることも伺えます。
 「無償なので、発表され次第すぐにアップグレードしよう」と、事前に下調べをせず画面に従いアップグレードすることを考えているような方がいらっしゃいましたら、ご注意ください。 新しいOSの特長・利点などはMicrosoft社のホームページの情報をご覧いただくこととして、ここでは、新しいOSを快適にご利用いただくためにも、あえて事前の心構えとして、OSのアップグレードに関するトラブルについてのお話しをさせていただきます。
 新しいOSが発表されると、必ず耳にするのがアップグレードの失敗談です。「アップグレードしたら、パソコンが起動しなくなった」「音が出ない」「ソフトが動かない」などの様々なトラブルが発生して、パソコンを初期化しなくてはならなくなったり、また手元では初期化できない状態となりメーカーに初期化を依頼しなくてはならなくなったりするケースまであります。
 その原因としては、新しいOSに、デバイスドライバ(ハードウェアを制御するソフトウェア)やアプリケーション、またはハードウェア自体が対応できていないことが考えられます。
 そういった事態を防ぐために、まず、お使いのパソコンのメーカーのホームページを事前に必ずチェックしてください。 各パソコンメーカーのホームページには、アップグレード可能な機種の情報や、必要な準備、またアップグレード後に必要となる作業や注意事項・制限事項等が掲載されるはずですので、内容を読んで十分に理解したうえでアップグレードする必要があります。 次に注意が必要なのが、パソコン購入後に取り付けた周辺機器や、インストールしたソフトウェアのメーカーのホームページを確認することです。
 パソコンに元々備わっている機能についてはパソコンメーカーのホームページ上に情報がありますが、パソコン購入後別途追加したものの情報はもちろん掲載されていませんので、各メーカーのホームページを忘れずに確認する必要があります。
このコラムを書いている時点ではまだWindows 10の情報は少なく、掲載している内容は過去のOSの事例となり、またメーカーやパソコンの機種等によっても異なりますが、アップグレードの事前準備作業や事後の作業に長時間要する場合や、いくつも手動でプログラムをインストールする必要がある場合もあるなど非常に複雑な内容となっているケースもありました。初心者の方は、その情報を得た時点で「こんなに大変な作業だったのか」と驚かれて、ご自身でアップグレードすることを断念されるケースも多かったと思います。
 ホームページの情報を見てもわかり辛いと感じられる場合や、必要な情報が見当たらないような場合には、是非各メーカーのコールセンターもご利用いただければと思います。 当社コールセンターでも、事前教育を受けてアップグレードに関する知識もしっかりと身に着けた対応員がお待ちしております。
 リスクも認識したうえで、OSのアップグレード作業をトラブルなく実施していただき、皆様が新しいOSを利用して快適なパソコンライフを送っていかれることをお祈り申し上げます。
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