技術情報コラムColumn
サーバとパソコン
いきなり質問ですが、サーバとパソコンの違いはご存知でしょうか? サーバもパソコンもCPU、メモリ、HDDなどの基本的な構成はほとんど同じです。 サーバは企業にとって大切なデータや、重要なアプリケーションを動作させる大切な役割を担う事が多いため、長期間安定動作を行う必要があります。 対してパソコンは、少々語弊がありますがそれほど重要な業務を動作させないため、一般的に使われる安価な部品で構成されている場合が多いです。 従いましてパソコンは、起動しない、画面が映らないなどの故障がよく発生します。 昨今では、“サーバが故障する”≒“業務が停止する”と言っても過言ではないほど日々の業務においてサーバは重要な機器となっています。(実際にはサーバに蓄えられたデータや業務システムが重要です) サーバに使用する部品は高性能なのは当然ですが、特に高信頼性なものを使用しています。 それでもやはり機械ですので故障はします。ただし、サーバの場合は重要な部品を多重化(冗長化)して1つの部品が故障してももう1つの部品で業務を継続できるような仕組みが組み込まれています。 次項ではサーバの多重化(冗長化)の技術に関しましてほんの少しですが、ご紹介させて頂きます。
2. 多重化(冗長化)技術
サーバの多重化(冗長化)の技術としましては以下のようなものがあります。 a. 部品レベルでの多重化
- ハードディスク
- ネットワーク
- 電源装置
- 冷却用FAN
- メモリ
- CPU
b. サーバレベルでの多重化(ソフトウェアレベル)
c. サーバレベルでの多重化(ハードウェアレベル)
3.まとめ
昨今のサーバは一見しただけではパソコンとなんら変わらない程、コンパクトで安価なものもあります。しかし、そのようなサーバでももちろん中身は立派なサーバです。 業務で使用する大切なデータをパソコンの内蔵ハードディスクや外付けUSBハードディスクに保存して運用している場合は、まずはコンパクトで安価なサーバの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。きっと価格以上の安心感を得ることが出来ると思います。 サーバ導入に関するご相談につきましては、こちらのお問合せページを開いていただき、お電話か問合せフォームよりお問合せください。