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VBScriptで簡単なスクリプトを書こう
技術解説
サーバを運用していると自動的に何か処理を行わせたいと思うことはよくあるかと思います。その時に便利なのがバッチファイルやPowerShellです。
今回から数回にわたってその便利なバッチファイルを記述するための言語「VBScript」の入門を紹介したいと思います。「バッチファイルは書けるけどいきなりPowerShellは敷居が高い」と思われている方は、まずVBScriptから挑戦してみてはいかがでしょうか?
第1回目はVBScriptで文字列を表示します。
スクリプトファイルの作成から実行までの手順は以下の通りです。
①メモ帳を起動します。 ②メモ帳に下図のように入力します
③「ファイル」⇒「名前を付けて保存」を選択し、任意のフォルダに”Hello.vbs”という名前で保存します。 ④メモ帳を終了します。 ⑤エクスプローラで「Hello.vbs」ファイルを保存したフォルダを開きます。 ⑥「Hello.vbs」ファイルをダブルクリックします。これだけです。わずか6つの手順だけで1つのスクリプトの作成から実行まで行えました。簡単ですよね? では、ポイントを説明していきます。
- バッチファイルの場合、拡張子「.bat」または「.cmd」という名前のテキストファイルを作成するのが決まりでしたが、VBScriptの場合は、拡張子「.vbs」という名前のテキストファイルを作成します。
- 文字列を表示するには「Wscript.echo “表示したい文字列”」という1行を記述します。
- 作成したスクリプトはエクスプローラでファイルをダブルクリックして実行します。
今回はここまでです。次回はスクリプトを実行後に入力した任意の文字列の表示方法を紹介したいと思います。
◆他の回のコラムを見る
第2回 | VBScriptで文字の入力 |
第3回 | VBScriptで条件分岐処理 |
第4回 | VBScriptで条件分岐処理 その2 |
第5回 | VBScriptでループ制御 |
第6回 | バッチファイルでのVBScriptの利用 |
第7回 | VBScriptでのコマンドライン引数の使い方 |