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長期間使用していないタブレット端末

技術解説

■長期間使用していないタブレット端末
以前に、弊社ICT支援員の業務内容として、端末の環境整備についてご紹介しました。今回も端末の環境整備について、少し、触れてみたいと思います。

■起動ができないケース
長期間使用していないタブレット端末で起こり得るものが、バッテリー切れです。
タブレット端末を保管庫に入れてはいるものの、充電ケーブルが接続されていなかったり、接触不良等で充電が行われず、バッテリー切れを起こしています。
バッテリー切れなので、電源ボタンを押しても無反応、バッテリーが極めて少なくなっている場合は「low battery」「battery is Low」等、バッテリー(battery)残量が低く(low)なっている旨が表示されます。
タブレット端末にもよりますが、念のため正常に充電が行えていた充電ケーブルを接続すれば30分~1時間ほどで、再度電源が入るようになります。
※充電保管庫で輪番タイマーを使用している際は接続する充電ケーブルにご注意ください。

また、タブレット端末の画面が真っ暗な状態でも、Windowsボタンに触れると端末が振動するが、電源ボタンを押しても反応がないことがあります。
このようなケースでは強制終了を実施するのですが、10秒ほどではなく、20秒~30秒、長めに電源ボタンを押しっぱなしにすることで、強制終了が可能です。(端末によっては強制リセットボタンを備えている物も存在します)
Windowsボタンに触れて振動する場合は強制終了が行えていないので、触れても振動しなくなるまで、電源ボタンを押し続ける必要があります。

■日時が正しくないケース
長期間使用していないタブレット端末を起動すると、日時が正しくないことが多々あります。
通常は自動で日時同期されるような設定になっていることが多いので、電源を入れたまま放置しておけば、正しい日時に自動的に修正されることが殆どですが、授業で使用するタブレット端末なので、状況によっては手動で同期し日時修正を行います。
日時にズレがあると特定のアプリやアプリケーションが起動しないことがある為です。
また、大幅な時刻のズレがあると、一部Webサイトの閲覧が行えない等のリスクも生じます。

尚、環境によっては一般ユーザーでは日時調整が行えないこともあるため、その場合はシステム管理者へ相談いただくことをお勧めいたします。