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Windows10マスタ作成方法

技術解説

以前もマスタPC作成方法を掲載させて頂きましたが、前回はWindows7でしたので今回はWinodws10について記載させて頂きます。

 

Windows10になってマスタPCの作成方法に違いがあるかと言うと特に違いはありません。以前ご説明した下記手順で行えばマスタPCを作成する事ができます。

 

①Windows10はMicrosoft Open Businessライセンス版のWindowsに置き換える。

②Administratorを有効にし、Administratorで全ての作業を行う。

③PC製造メーカが提供しているドライバを適応する。

④マスタに組込可能なアプリケーションをインストールする。

⑤WindowsUpdateを行う。

⑥・・・・

と、ここまではWindows10もWindows7と変わりがないのですが、運用面ではWindows7から大きく変わっています。

何が大きく変わったのかと言うとWinodws10には半年に1度ぐらいのサイクルでメジャーアップデートがあります。

 

このメジャーアップデートの事でWinodws10に切り替える事を躊躇するお客様が多くいらっしゃいました。

 

その理由はWindowsUpdate程度のバグ修正程度ではなく、まるっきり別物のOSに変更され、場合によっては現在使用しているアプリケーションが動作しない可能性があるからです。

 

実際の体験では「Anniversary Update」の時にウィルス対策ソフトが動作しなくなった経験があります。 後日、ウィルス対策ソフトメーカ各社が対応したので問題は起きませんでしたが、その様な事を知らないで気軽にUpdateして、業務系アプリケーションが動作しない事にでもなったら大変です。

 

また、新たなバージョンに対応するために費用が発生してしまう事もあるかもしれません。

 

その後にもメジャーアップデートがありましたが、その様な問題には遭遇しませんでした。

 

最近ではWindows10を導入されるお客様も徐々に増えてきております。

もし、Winodws10導入をお考えであれば、評価環境で使用するアプリケーションの評価をして頂き、近々行われるメジャーアップデート結果を見てから判断される事をお勧めします。