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著作権制度のお話

コールセンターコラム

弊社では、過去に教育現場での著作権の取扱いに関するコラムを取り上げてきました。コンプライアンス(法令遵守)の観点から『著作権を侵害しない』のは当然なのですが、今回は著作権制度の基本になる考え方と著作権侵害された場合の著作者などの影響についてお話したいと思います。

 

■著作権制度の役割

著作権制度は著作物を生み出す著作者の労力に報いることによって『日本の文化発展に寄与する』こと。そして『著作物の誤った利用を防ぎ著作権を保護すること』を目的にしています。著作者は著作物制度によって著作物を使用する人から利用料を得ることが出来、その報酬を元に新しい著作物を生み出します。

著作権制度は著作物を利用、楽しむことによって文化的に豊かな生活をおくりその結果として文化が発展していくサイクルを生み出す役割も担っています。

■著作権を侵害すると

著作権が侵害されると著作物の作者は利用料が支払われず次の創作活動を行う事が困難になります。仮に著作権が守られていない状況があった場合、作品を勝手にコピーし配布できてしまうため作品を買う人が少なくなり著作者の生活や新しい作品を制作することに支障が出てくることになります。

上記の状況が進むと生活が成立しない仕事は敬遠され作品を作る人や志す人が少なくなることにも繋がりかねません。映像や書籍などは著作権があることで作品を楽しむことが出来ていると言えるのではないでしょうか?

 

最後に

著作権を侵害すると民事上の請求や罰則が発生しますが今回は刑罰に焦点を当てるのではなく著作権制度の根幹にある考えを紹介させて頂きました。著作権を正しく理解し著作物を使用する事は著作者へ還元される事を知って頂くきっかけになれば幸いです。

 

参考サイト

みんなのための著作権教室

http://kids.cric.or.jp/index.html

 

公益社団法人著作権情報センター

http://www.cric.or.jp/index.html