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ICT支援員としてのトラブルシューティングについて

技術解説
今回はICT支援員としてトラブルシューティングを行う際の注意点についてご紹介したいと思います。
■トラブルシューティングの作業範囲を確認する
教育現場では「インターネットにつながらない」「電子黒板のタッチペンが反応しない」などの相談をうける事が多くあります。 問診によりパソコンを再起動するなどの簡単な対処で解決できる場合は良いですが、ネットワーク設定の変更・ソフトウェアやドライバーの再インストールが必要な場合、保守業者が行うといった取り決めがされている事もあります。 そのためICT機器の知識が豊富であっても独自の判断での対応は禁物です。
■連絡体制を確認する
ICT支援員役割分担
※一般財団法人 コンピュータ教育推進センター 作成 「ICT支援員ハンドブック」 65ページ より抜粋
上記は、一例でありますが、自治体によっては問診の結果、保守対応が必要と判断した場合、管理職の先生へ報告し学校から機器納入業者や保守業者へ対応を依頼する場合もあるため、報告先を確認しておく必要があります。
■最後に
教育現場であっても企業であっても、ICT機器を取り扱う以上トラブルが発生することは避けることができません。 しかし、自身の知識で解決出来そうな内容であり、ICT支援員として良かれと思って行ったトラブル対処が、実は保守業者の対応範囲から外れてしまうという可能性もあります。
それによって、今後保守対応を受けられなくなる、または、別途の保守費用が発生してしまうという事態は避けなくてはいけません。 このような点を十分に理解・注意しながら業務を進めております。
参考文献 ICT支援員ハンドブック http://www.cec.or.jp/cecre/ictsup/ictup_book.pdf
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