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Windows 10 2回目のメジャーアップデート Anniversary Update

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本コラムが公開される時には、早い方だとすでに導入されているかもしれない「Windows 10 Anniversary Update」。 今回は「Windows 10 Anniversary Update」で何が変わるのかを少しだけ触れたいと思います。
●Windows 10 Anniversary Updateで何が変わるのか Microsoft社はWindows 10がWindowsの最後のバージョンとなり、今後はWindows 10の機能強化を進めていくと発表しています。 その機能強化とは、セキュリティ更新などとは別に、年に2~3回程度実施される「機能アップデート(メジャーアップデート)」として提供されます。   8月2日にリリースされたAnniversary Updateでは
・Windows Ink機能の追加 ・Cortanaの強化 ・Microsoft Edgeの改良と強化
さらに企業向けに高度なセキュリティとして
・Windows Defender Advanced Threat Protection(WDATP) ・Windows Information Protection
そして教育機関向けに
・Set up School PCs ・Take a Test
など多岐にわたる新規機能追加・既存機能の改良が含まれています。
詳細につきましては、下記のニュースリリースをご覧ください。
●Windows 10 Anniversary Update を 8 月 2 日(火)より提供(Microsoft社ニュースリリース) http://news.microsoft.com/ja-jp/2016/06/30/160630-windows-10-anniversary-update/#sm.0001e8558do25f5gxgq21cxk420k4
一般向けには、新機能の追加は受け入れられやすいかもしれません。 企業向けとして考えた場合、Windows 10のメジャーアップデートは従来のOSアップグレードに相当する変更が含まれるため、現在使用しているアプリケーションやシステムを含め、事前の評価が必須と考えられます。
メジャーアップデートはWindows Updateを通じて行われるため、タイミングによっては評価中もしくは新しい環境にすることで不都合が出るとわかる前に更新されてしまうかもしれません。
OSがWindows 10 Homeの場合は基本的にメジャーアップデートの適用を抑制することはできませんが、Windows 10 Pro / Enterpriseの場合は、以前のコールセンターコラム「Windows 10のWindow Updateについて」(2015.12.15)で紹介させていただいた「ブランチ」の設定変更により適用時期を延長することが可能です。
「ブランチ」の設定変更でもほとんどの場合は企業向け最新モデル「Current Branch for Business:CBB」が候補になると考えられますが、この「CBB」でも最終的に「機能アップデート」の適用を阻止することはできません。
そのため、これからWindows 10の導入を新規に検討される場合、ブランチの中でも「Long Term Servicing Branch(LTSB)」が利用できるWindows 10 enterpriseを視野に入れる必要があるかもしれません。 Windows 10 enterpriseは通常各メーカーから出荷されるOSプリインストールモデルでは購入できず、Microsoft社とライセンス契約を個別に結ぶことで購入可能になるライセンス製品です。
導入に際しては注意事項もございますので、Microsoft社のWEBや販売店・SIerにご相談ください。 もちろん、当社でも導入に関するご相談を承っております。
■当社へのご相談・お問い合わせはこちら  https://www.pct.co.jp/contact
●ご参考
・Microsoft社 ボリュームライセンス  https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/default.aspx   ・Microsoft社 TechNet Evaluation Center(Windows 評価版ソフトウェア)  https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-10-enterprise
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