今回は、「NFC」についてご紹介させていただきます。 NFC機能を搭載したパソコンとNFC機能を搭載したスマートフォンを「かざす」だけで、写真や動画を簡単に共有することができたり、スマートフォンで見ているWebサイトをパソコンに引き継いで大きな画面で見ることができたりする便利な機能です。

   
N-Mark NFC機能を搭載している製品に表示されている「N-Mark」ロゴ

●「NFC」とは? 「NFC」とは、Near Field Connectionの略でソニーとフィリップス(現NXPセミコンダクターズ)が共同開発によって、国際標準規格として承認されている近距離無線通信技術です。日本国内やアジアで普及している「FeliCa」や、海外で普及している「MIFARE」などのICカード非接触無線通信技術の上位互換性があり、さらにはNFC機能を搭載している機器同士で双方向の通信が可能なため、今後の幅広い活用が期待できます。

●「NFC」の特徴 NFCの通信距離は10cm程度で、「かざす」だけで簡単にデータ通信が可能となります。 NFC機能を搭載した機器同士であれば、「かざす」だけでデータ通信が可能となり、様々なデータを共有することが可能です。   例としては、スマートフォンやタブレットで見ているWebページをパソコンに表示させる、スマートフォンやタブレットで撮影した写真や動画をパソコンに表させる、スマートフォンをプリンターにかざして印刷する、などができます。   ※スマートフォンやタブレット、パソコンにあらかじめ専用アプリのインストールが必要な場合もあります。     また、最近のパソコンには、NFC接続機能付きBluetoothキーボードやマウスといったものも添付されており、ペアリングする方法もかざすだけで認識するようになっています。   ※ペアリングとは2つのものを対にするという意味で、ここではパソコン本体とワイヤレスのキーボードやマウスを使えるように認識させることを指します。

  NFCの接続イメージ

例を挙げたほかに、テレビ、デジタルカメラ、ヘッドホンなどにもNFC機能搭載の機器があります。 このように様々な機器へNFC機能の搭載が進めば、ケーブルでの接続やわずらわしい設定を行うことなく、お互いの機器を近づけたり、かざすだけでデータのやり取りができるようになります。

   
N-Mark N-Mark は米国およびその他の国におけるNFC Forum, Inc.の商標または登録商標です。
    コールセンター     2015年7月29日にWindows10が正式に一般公開され、提供元であるMicrosoftは、Windows10を1年間、”無償"で提供する旨をアナウンスしていました。 ただ、1年間ピッタリで終了するのか、状況によっては延長するのか、当初は未確定な状況でした。 しかしどうやら、無償アップグレード期間は本当に、1年間ピッタリで終了するようです。   http://news.microsoft.com/ja-jp/2016/04/27/160427-windows10-campaign   上記は、日本マイクロソフト株式会社のホームページ、”Japan News Center”に掲載されている、2016年4月27日付けの記事のURLです。 この記事の一文には、『Windows7/8.1ユーザーへの無償アップグレードを2016年7月29日(金)に終了するのに伴い、より多くの方に、無償期間中に安心してアップグレードいただくための施策を本日より開始します。』と記載されています。     7月29日以降、Windows10へのアップグレードには費用が発生することとなります。 上記URLの記事を読むと、Microsoftは無償提供の期間終了までに、ユーザーへの啓蒙を行おうとかなり力を入れていることが分かります。   Windows 10 の無償アップグレードが7月29日で終了することを告知する目的で、キャラバンカーによる全国規模の走行も実施されています。     しかし、PCはソフトウェアの集合体であり、OSをアップグレードすればそれで終わりではなく、何らかの障害が発生し、初期化しなければならない状況に陥ることがあります。   懸念通り、システム障害が発生し、最終手段としてアップグレード前のOS(Windows7SP1、Windows8.1 Update)にやむなく戻さなければならなくなった場合が問題となります。   まず、Windows10アップグレード対象OSが搭載されているPCをWindows10へアップグレードするには、大きく2つの方法があります。  
1.Windows Update経由のアップグレード
2.メディア作成ツールを利用し、セットアップメディアを作成してのアップグレード
 
※その他の方法(MSNのホームページからアップグレード等)は、インターネット経由との観点から、1番と同じ意味合いのため省きます。
    インターネットを検索すると、1番2番とも、その方法を紹介するページが見つかります。  7月29日以降、先述の障害が発生し、やむなく元のOSに戻した後、無償でWindows10へのアップグレードを望む場合、2番の対策を講じていれば可能でしょう。   ところが、日本のPCメーカーのいくつかは、Windows10へのアップグレード方法として、2番をサポートしてないところがあるようです。 サポートが1番のみである場合、元のOSに戻した後にWindows10へのアップグレードを試みようとすると、方法はWindows Update経由しかなく、要は、有償で入手するしかなくなることが予想されます。    
・ある日を境に、それまで無償で入手できていたものが有償での提供となる。
・事前にメディア作成ツールを使用し、インストールメディアを作成していたとしても、その方法はPCメーカーのサポート外で相談に乗ってくれない。
    7月29日以降、このような問題が見え隠れしています。       ■補足 2016年5月10日より、日本マイクロソフトでは毎月10日を”Windows 10 の日”と定め、いろいろと施策を行っているようです。 詳しくは、紹介しているURLのページを参照してください。   https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10/guide/default.aspx       ※Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。